TOGA TRIANGLE
2024.09.17
TOGA TRIANGLE VOL.04 with GALLERY NARUYAMA
成山画廊
WANTO『路上のそれぞれの想い達』
2024年6月14日(金)~7月10日(水)
都内2店舗目となる旗艦店TOGA AOYAMAでは展示プロジェクト「TOGA TRIANGLE」をスタートいたしました。成山画廊をお招きしての第四弾の企画として、グラフィティライター、WANTO氏の個展を開催いたします。
WANTO氏は街を徘徊するグラフィティライターです。街のカルチャーをそのまま切り取り、ギャラリーに持ち込むために考えた手法は、鉄の支持体を制作することでした。WANTO氏の絵画は、キャンバス型の鉄板に徘徊の途中で見つけた「気が合う」風景を油彩で描いた作品です。
本展では川崎の街の風景をセンチメンタルな視線で切り取った『KAWASAKI NINJA』シリーズをはじめ、WANTO氏自身が再編した絵画作品を展示いたします。
CORPSE OF STOLEN SCOOTER/2023/H227×W158 mm/Oil on steel
FALLING ASLEEP IN THE CAR/2023/H227×W158 mm/Oil on steel
「私が一度通った事がある道には様々な場所がある。誰かが居たり、物が置いてあったりする。それらにはそれぞれのカタチがありいろんな色をしていて、それから発せられるたくさんの想いさえ私は感じてしまう。少し寂しかったり、笑っていたり、光っていたり、濡れていたり…それを油絵の具で表現した絵画のシリーズです」
WANTO
成山画廊
1997年、コレクション展、象徴主義の写真家Wilhelm von Gloedenで開廊。以降、科学、医学、人類学を主題とした作品を取り扱い、新しい価値観を問うている。丹念な取材で対象の内面をも描き出す諏訪敦、一見ユニークだが痛烈な皮肉を秘めたCosima von Boninのほか、彫刻家・池島康輔、画家・興梠優護、写真家・岡部桃、グラフィティライター・WANTOなど日本の若手アーティストが所属。またシュールレアリストのPierre MolinierやHans Bellmer、Cecil Beaton、矢頭保、明治期の医学写真、Conan Doyleの旧蔵品である心霊研究資料などをコレクションしている。
WANTO
東京とニューヨークを拠点とするグラフィティライター。
成山画廊での個展に『PLAYBALL』(2020年)、『METAL SYNDROME』(2021年)、『KAWASAKI NINJA』(2023年)がある。
2022年に油彩画のみを収録した作品集『BOMBING LIFE』を発表した。