TOGA TRIANGLE
2025.04.28
TOGA TRIANGLE VOL.08 with 18, Murata
18, Murata
斉藤思帆 / 森岡美樹『Pictura super Pavimentum』
2025年5月9日(金) - 7月31日(木)
第8回目の開催となるTOGA TRIANGLEでは、アーティスト村田冬実が運営する東京・大井町のギャラリー「18, Murata」を迎え、斉藤思帆と森岡美樹による二人展「Pictura super Pavimentum」を開催いたします。古代ラテン語で「床の上の絵画」を意味する《Pictura super Pavimentum》という言葉を元に、視覚芸術と身体感覚、生活と制度、そして記憶と空間の交錯を探る試みです。
斉藤は、和紙やアクリル、シルクスクリーンを用いた絵画を、棚や壁紙、机など日常的なモチーフに配置し、私的な空間に作品が置かれることで生まれる偶然性を可視化します。一方で森岡は、宗教施設や教育機関における身体感覚や記憶に着目し、床という環境の基盤に根ざしたインスタレーションを展開します。
本展では、絵画と床、視線と足元、展示と日常が、TOGAという衣服を見せる場で展開することで、作品と空間の関係性に問いかけを残します。絵画は壁にかけられるだけでなく、鑑賞者の動きとともに見出され、床から私たちに眼差しを向けるでしょう。

森岡美樹 Miki Morioka / Floor Preparation (weeds)/ ベニヤ、顔料、ウレタン、蜜蝋/ 900×1200×9 (mm) / 2023

斉藤思帆 Shiho Saito / JV2024 / 2025
18, Murata
斉藤思帆 / 森岡美樹『Pictura super Pavimentum』
2025年5月9日(金) - 7月31日(木)
Reception Party: 5月9日(金) 17:00 - 20:00
18, Murata
東京・大井町に位置するギャラリー。国内外のアーティストによる展覧会やイベントを企画。2017年に清澄白河のシェアスタジオでmumeiとして始動し、2024年に大井町で名前を変えて再オープン。大井町ではBarbara Signer、斉藤思帆、綾野文麿などの展覧会を企画し、5月10日からはMargherita Rasoによる日本初個展を開催予定。また2024年からは、国内外のアーティストやギャラリーと共同でアーティスト・イン・レジデンス「Numanohashi Residency」も始動。国内外の作家に滞在と制作の機会を提供し、地域との関わりや国際的な文化交流の場としても活動を広げる。
住所 東京都品川区二葉1-8-6
開廊日時 水曜~土曜 12:00~18:00
For appointment info@18murata.tokyo
Instagram : https://www.instagram.com/18murata/
斉藤思帆
1988年東京都出身。武蔵野美術大学版画専攻、同大学院修了。主に和紙などの素材にアクリルやシルクスクリーンなどを用いて、版画制作の手法を取り入れた絵画制作を行う。これまでの主な個展に「Pic of Pain」(18, Murata、東京、2024年)「TEMPORAL POSSESSTIONS Ⅱ」(東葛西1-11-6, A倉庫、東京、2023年)、「か な た」(一乗法華寺、東京、2022年)、「私は瞬きもせずそれを見つめていた」(MANHOOD gallery space、東京、2016年)など。グループ展に「複製される感性」(入江泰吉記念 奈良市写真美術館、奈良、2024年)、「Maps」(Cité Internationale des Arts、パリ、フランス、2022年)、「感性の遊び場」(ANB Tokyo、東京、2022年)、「一方そのころ/meanwhile」(谷本真理との二人展、KAYOKOYUKI、東京、2019年)、「End of Summer Open Studio」(Yale Union、アメリカ、ポートランド、 2019年)など。アートユニットThe Goodwillerとして田岡美紗子と古着や古物を用いたプロジェクトも進行中。
森岡美樹
1989年東京都出身。東京藝術大学先端芸術表現科卒業、同大学大学院修了。コミュニケーションが生じる空間、人、モノの関係性について制作している。これまでの主な展覧会に「After They Left」(Long Story Short NYC、キュレーション:浜口京子、アメリカ、2023年)、「POP-UP “ARTIST RUNNING” #6」(void+eaves、キュレーション:兼平彦太郎、東京、2022年)「声になるまえ」(権瓶千尋との二人展、トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京、2020年)、「不貞寝の旗」(取手芸大食堂ショーケース、茨城、2017年)「、ホーリーテンプルで豊かな屁」(キュレーション:泉太郎、としまミュージアム、東京、2016年)、「CAMP 8月展」「CAMP 7月展」(CAMPスタジオ・アウフヘーベン、東京、2015年)、「プレ・オープニングパーティー」(企画:小口奈緒実、blanclass、神奈川、2015年)、「Delta 可能性の手触り」(BankART Studio NYK、神奈川、2013年)など。
TOGA TRIANGLE
TOGA AOYAMAに設けられた三角形の小さな展示スペース「TOGA TRIANGLE」。国内外のギャラリーや本屋、オルタナティブ・スペース、コレクティブなど、多角的に広がるローカル・コミュニティと連携しながらエキシビションを企画・発信するプロジェクトです。
TOGA AOYAMA
営業時間:12:00 - 20:00
住所:東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビルB1F
表参道A5出口より約2分
当店はバリアフリーになっておりません。入口まで階段が多く、エレベータもございませんが、店頭スタッフが介助のお手伝いをさせていただきます。お電話で事前にお申し付けください。駐車場はございません。
プレスお問い合わせ先:
TOGA ARCHIVES PRESS 藤平夏帆 / 高山絹予
press@toga.jp
Tel: 03-6447-5027
お客様のお問い合わせ先:
aoyama@toga.jp
TOGA AOYAMA Tel: 03-5962-7875