TOGA TRIANGLE
2024.09.17
TOGA TRIANGLE VOL.02 with GALLERY NARUYAMA
成山画廊
『NAGNAGNAG』
2024年5月3日(金)〜5月12日(日)
TOGA AOYAMAでは展示プロジェクト「TOGA TRIANGLE」をスタートいたしました。成山画廊をお招きしての第二弾の企画として、日本のソフビ界で異彩を放ってきた造形作家 NAGNAGNAG の展覧会を開催いたします。
©NAGNAGNAG
NAGNAGNAG こと新井茂氏は「新井塗り」と呼ばれる独特のハンドペインティング技術と不気味でありながら愛らしい造形のソフトビニール人形で日本のソフビ文化を牽引してきました。昨年11月に逝去し、ご遺族の依頼のもと、成山画廊が作品を紹介する運びとなり、本展が没後初となる展示になります。代表作『暴力原人』を中心に全4作品を展示・販売いたします。
BOURYOKU-GENJIN / COOP collaboration OLD NAG / 2012 / 25cm Hand painted, PVC, doll eyes, rayon, felt, vinyl chloride resin paint / Gallery Naruyama certificate ©NAGNAGNAG
BOURYOKU-GENJIN / FOUR EYES MARUSAN GARAMON 1st COLOR OLD NAG / 2008 / 25cm / Hand painted, PVC, doll eyes, vinyl chloride resin paint / Gallery Naruyama certificate ©NAGNAGNAG
DOBUONNA / NAGNAGNAG / iluilu / MISHK collaboration Unopened shrink wrapped, edition of 5 / Gallery Naruyama certificate ©NAGNAGNAG
成山画廊
1997年、コレクション展、象徴主義の写真家Wilhelm von Gloedenで開廊。以降、科学、医学、人類学を主題とした作品を取り扱い、新しい価値観を問うている。丹念な取材で対象の内面をも描き出す諏訪敦、一見ユニークだが痛烈な皮肉を秘めたCosima von Boninのほか、彫刻家・池島康輔、画家・興梠優護、写真家・岡部桃、グラフィティライター・WANTOなど日本の若手アーティストが所属。またシュールレアリストのPierre MolinierやHans Bellmer、Cecil Beaton、矢頭保、明治期の医学写真、Conan Doyleの旧蔵品である心霊研究資料などをコレクションしている。
http://www.gallery-naruyama.com
NAGNAGNAG
1990年代より造形作家としてのキャリアをスタートさせ、数々のキャラクターの造形プロデュースに携わる。2008年に初のオリジナルソフビ作品『暴力原人』を発表。ハンドペインティングで表現される彩色「新井塗り」は、NAGNAGNAG の作品を語る上で欠かせない技術のひとつ。成山画廊では 2021年に開催された Wanto『METAL SYNDROME』展でソフトビニール製メールボックスをWantoと共同制作。また「アートフェア東京2021」では彫刻家、池島康輔の木彫と共に作品が展示された。2023年11月、51歳で逝去。